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明 文 日本脱北者同志会 我々は「帰国事業」の虚偽宣伝に騙されて北朝鮮に渡り、人権と自由を奪われ、地獄の苦しみの中から九死に一生を得て、奇跡的に日本に戻って来た脱北者たちである。 我々脱北者たちは、まさに政治的亡命者であり難民である。日本に逃れてきた脱北者の数は既に五○人近くに及んでいる。 にも拘わらず日本政府はいまだに我々に法的保護を与えず、無責任にも放置している。 生まれ育った日本に戻って来たほとんどの脱北者たちは、現在、不安に怯えた生活をしている。 我々は法的地位が保証されていないため、公に身分も経歴も明かせず、履歴書もありのままに書けない。そのため、就職もできず、ほとんどの人が収入も無い。 九死に一生を得て、地獄から奇跡的に戻って来た我々が、何故、生まれ育ったこの日本、文明国家といわれるこの日本で苦しまなければならないのか? 脱北者の中には、絶望のあまり幾度も自殺を図った人もいる。日本政府は、国際社会の慣例に基づいて、速やかに我々を難民認定し、基本的人権を保証しなければならない。 我々脱北者たちはこうした問題を解決するため、2003年1月10日に「日本脱北者同志会」を結成した。 「日本脱北者同志会」は、当面、次のように運動方針を掲げる。 一、脱北者の法的地位の獲得、基本的人権に基づく生活の保障と生存権の確保、プライバシーの保護をはじめとしたもろもろの人間的権利の獲得に努める。 二、談話、インタビュー、講演、レポートなどのさまざまな活動を通じ、多くの人たちが独裁体制下にある北朝鮮の実態を正しく認識できるように努める。 三、一人でも多くの「帰国者」たちを北朝鮮から救い出すように努める。 四、金正日の私組織に成り果てた朝鮮総連に対しては速やかな謝罪と損害賠償を求める。ま た、朝鮮総連が金正日政権と手を切り、在日同胞の民主主義的自主的組織に生まれ変わるよう闘う。 五、北朝鮮独裁政権は民族反逆政権であり、平和と民主主義を犯す国際的犯罪政権である。 我々は金正日独裁政権を崩壊させ、北朝鮮を民主化する活動に積極的に参加する。 六、我々は中国政府が一日も早く脱北者を難民として認定し保護することを求める。 七、独裁に反対し人権を尊び平和と民主主義を愛する日本と世界の人々と連帯する。 我々は、今窮地に陥っている脱北者たちに人道主義、博愛主義に基づいた支援を切に望むものである。 しかし我々は、朝鮮に対する日本の植民地支配を正当化する人たちや「帰国事業」で北朝鮮に渡った人たちを「民族差別のせいでも、社会主義幻想のせいでもない。帰国した人たちの主体的選択であって人のせいにはできない」と主張する人たちとは無縁である。 我々は、万民平等・人権と民主主義・人道主義の理念を掲げる人たちとは連帯するが、歴史を歪曲する偏狭な民族主義者とは手を結ばない。 「帰国事業」は、北朝鮮政府と朝鮮総連に最大の責任があるが、日本政府、日本の親北朝鮮政党と親北朝鮮人士、日本赤十字社、当時のマスコミにも大きな責任がある。「帰国事業」に携わった責任を痛感するなら我々の運動を積極的に支援する義務がある。 今後とも日本から北朝鮮に渡った脱北者は増えつづけるだろう。日本の関係当局は、立法措置をはじめ、速やかなる対策を講じ、脱北者救援に万全を期し、脱北者の生命と生活と人権を守るべきである。 2003年2月5日、東京
「日本脱北者同志会」を代表して、 青山健熙 連絡先 青山健熙(あおやま・けんき、通称名) 脱北者同志会からのメッセージ 脱北者同志会結成を熱烈にお祝いします。 われわれは、金正日独裁集団を早く崩壊させ、北朝鮮の同胞を助け出し、我が民族の統一を達成する崇高な目的達成のため、一致団結して闘わねばなりません。 あなた方が、正義の闘いで輝かしい勝利を収められることを心から祈願します。 脱北者同志会名誉会長
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| 「日本脱北者同志会」 記者会見の概略 2月5日午後、有楽町電気ビルの外国人記者クラブ(Foreign
Correspondents・Club)で、さる1月10日に結成された「日本脱北者同志会」代表の青山健熙氏(通称名)の記者会見が行なわれた。同記者クラブのメンバーはもとより、日本のすべてのテレビのキー局のカメラの放列が布かれ、約150名の出席者で一杯になった会見室で、会見が始まった。 サングラスとマスク姿の青山氏が席につくと、向かって右側に座った司会者から、通常このような姿で当記者クラブで会見することは許していないのだが、今日は特別な事情があるということで認めた旨の簡潔な紹介があって、早速青山氏が日本語で話し始めた。一定程度話すと左側に座った通訳がそれを英語に換えるのだが、適切で簡潔で明瞭な優れた通訳であった。 青山氏は「声明文」をゆっくり読み上げ、次に(韓国の)「脱北者同志会」名誉会長・黄長氏のメッセージを読み上げ、続いて、会見場からの質問を受けるという形をとった。(英語訳の「声明文」や黄長氏の「メッセージ」がメディアの人には配られたが、私たち「守る会」はそれを受け取っていない。) [Q] メンバーの数は? [Q] 日本にいてどう闘うのか?[A] 難しいが、そのままにしておくと困る事である。それは第一に、北朝鮮の人々が餓死していくからであり、第二に周辺諸国に危険を与えるからである。 第二の方法として、中国政府に脱北者たちを難民と認めさせることが重要だ。中国は難民条約に加盟している。しかし、北朝鮮からの難民を送り返す方針をとっていて、卑怯だ。国連などを使って、必ず難民と認めさせなければならない。中国が認めたなら、北朝鮮は速やかに崩壊する。 第三に、金正日を亡命させるということも考えられる。 われわれは必ず臨時政府を作る。そして北朝鮮を民主化させる。それは北東アジアの安全のためでもあり、日本と韓国の安全のためでもある。 [Q] 18人のメンバーの内訳は? 日本人妻はいるか? [Q] 帰国者の数は? [Q] その中で帰国を希望している人はどの位いるか? [Q] 18人のメンバーの内訳はどうか? たとえば、未成年者はいるか。 [Q] 過去の植民地主義を肯定する人の中にも民主化に積極的な人はいるのではないか? [Q] 朝日新聞のコラムで、田岡俊次という人が、青山さんの著書『北朝鮮という悪魔』を評して、著者の名前や経歴に偽りがあると言っているが…… [Q] 外務省にChina School(中国派)というのがあると言われているが、そういうのが妨害をするということはあるか? [Q] 今日、宮崎俊輔氏が出席していないが……。 (注……宮崎氏が加わっているかどうか、はっきりしない)
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