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以下は人体実験に対する守る会の見解です。
藻屑の皆さん、北朝鮮の2.8ビナロン
連合企業所(化学工場)で生体実験が行われ
ていることを示す”移管書”について、先日「北朝鮮難民救援基金」の2月22日の報告集会で知ることの出来た大切な情報をお知らせします。
当日報告された人は私が大変尊敬してい
る韓国人の国際人権活動家、金尚憲(キム・
サンホン)という方です。
この方は北朝鮮の山の中の強制収容所の
存在と実態を世界に英文で知らせるために、
8年前から尽力しているひとです。国連の世
界食糧計画に18年も勤務されたひとで、そ
の英語はとても立派なものです。同時にこの
方は、中朝国境に飛び、脱北難民の救出にも
当たってきました。今までに200名近い難
民と接してきています。
当日のお話もここから始まりました。難
民の証言の中に北朝鮮の生体実験に関するものがままあったので、それをファイルするよ
うにしたとのことです。しかし物的証拠があ
りません。そこでそれを探す努力を数年前か
ら始めます。
3年前にある若者が脱北しソウルに亡命
しました。彼のお父さんが興南市の化学工場
で働いていることを知ります。その息子を介
してそのお父さんに、生体実験の物的証拠を
捜してほしい旨頼みました。そんなことに協
力したら、その人は勿論その家族が皆殺され
ます。難しいだろうなと考えていました。ところが半年以上たった昨年7月そのお父さんから連絡があったのです。それが手に入ったという連絡です。
昨年4月7日彼は自分が23年も勤務して
いる2.8ビナロン連合企業所のある場所の
電気工事に当たりました。そこで生体実験の
施設を目撃したのです。必ずそれを示す書類
がある筈だとにらんだ彼は、6月のある日、
この工場内にある国家保衛部長の部屋に偶然入ることが出来、机の上にあった”移管書”
の綴じ込みから4枚引きちぎり、丸めてそれ
を紙くずかごに捨て、あとでそこから取り出
し、またぐらに入れて持ち出すことに成功し
たというのです。彼は8月に家族と共に中国
に脱出し、長男(既にソウルに亡命していた)
にそれをわたします。移管書はいち早くソウ
ルにもたらされました。
金尚憲さんは12月中旬ソウルでBBCの女性記者のインタビューを受け、移管書の1枚が
イギリスに渡ります。その記者は1ヶ月以上
かけてそれを政府関係機関などで吟味しても
らい、先日の2月1日のBBCの放送となったの
です。
ところが、エンジニア一家は今年の1月
3日、中国から出国直前に中国南部の国境沿
いで中国公安に逮捕されてしまいます。奥さ
んと一番下の息子(25歳)の3人です。
1月25日には長男がタイのバンコックのホテ
ルの近くで数人の北朝鮮工作員に拉致されそ
うになります。息子を拉致すれば、移管書が
取り戻せると思ったのでしょう。しかし移管
書はすでに数箇所に分散してあり、北当局は
取り戻しに失敗したのです。
金尚憲さんは英に飛び、2月11日記者会
見しました。そのあとブリュッセルとジュネーブでも訴えました。1月3日捕まったエンジニア一家が北朝鮮に強制送還されるのを阻止し、救出するためです。2月17日の時点で3人は昆明に捕われていることが確認されています。強制送還の危険大です。もし送還されたら、この技師は処刑されるでしょう。
ところが韓国政府は、この移管書は偽物
である可能性があると言い出しています。全
く金正日を助ける以外の何物でもありませ
ん。この技師一家の救出にも何一つしていま
せん。
日本のマスコミも政府も各界も目立った
反応をしていません。驚くべき事態です。偽
物説に幻惑されているのでしょうか。それと
も生体実験についてさしたる興味もないので
しょうか。
関心のある方は、北朝鮮難民救援基金の
ホームページの英文の資料を見てください。
http://www.northkoreanrefugees.com/
Arrested by China,May Be Repatriated
They Broke My NeckAnd Back Horrors at Daily Site No.2 NK
Systematically Experimenting on Humans at Hamhung
の諸文を是非読んで下さい。
2004.2.25 小川 晴久
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