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NEWS :金賢姫氏の発言について 
└ 2009-11-23 06:54

金賢姫氏がNHKインタビューに今月20日応じました。そこでの彼女の発言は、大体次の二つが重要な部分と思われます。

(1)キム元死刑囚は、まず田口八重子さんについて、「1986年に死亡したとされているが、わたしが帰国した87年にも死亡したとは聞いていない。その後も田口八重子さんが軍事学校で教官をしているとか、韓国人と結婚したなどと聞いたので、死亡したというのは書類の上のことにすぎず、北の方式に従って言えば、政治的に死んだのであって肉体的には生きていると思う」と述べました。

一方、横田めぐみさんに関連して、キム元死刑囚は、いっしょに研修を受けるなど、ほとんど常に行動をともにしていたキム・スクヒ工作員から、めぐみさんの様子を詳しく聞いていたと明らかにしました。(中略)ただ、キム元死刑囚は、めぐみさんと直接会ったかどうかについては、「まず、めぐみさんのご両親にお話ししたい」として、言及を避けるとともに、日本を訪れ、めぐみさんの両親の横田滋さん、早紀江さん夫妻に直接会ったうえで、知っていることをすべて話したいという強い希望を示しました。キム元死刑囚は、さらに、工作員だった当時、田口さんとめぐみさん以外の日本人拉致被害者についても情報を聞いていたことも明らかにし、日韓両政府には詳しく伝えていると述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013926011000.html#

金賢姫氏から横田めぐみさんについての様々なお話を聴けるとすれば、ご家族には大変うれしいことだと思います。また、なぜこれまで公的な場では一切語らなかったのかは疑問とはいえ、どのような情報でも集めるべき今、金賢姫氏の話をより詳しく聞くことは意味があるでしょう。
しかし、同時に、金氏の以下の発言も重要に考えなければならない。

(2)「北は貧しいけれどプライドが高い。ねばり強く努力をし、信頼関係を築くことが重要だ。信頼するようになれば、北は扉を開くだろう」と述べ、拉致問題の解決に向けては、互いに信頼できる関係になることが欠かせないとする考えを示しました。そのためには、「国交正常化交渉を通じて、北朝鮮を国際的な孤立から抜け出させ、拉致問題の交渉のテーブルにつかせなければならない」と述べ、日本政府に対して、対話によって北朝鮮の前向きな姿勢を引き出してほしいという考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10013934131000.html

この考え自体は以前も金氏は近い発言をしており、彼女は彼女なりに拉致問題解決のためにはこれしかないと真剣に考えた上での発言だと言うことは理解しておかないといけない。実は、私が接した脱北者の中でもこれに近い考えの人は少なくない。まず、北朝鮮で生まれ育った人は、あの全体主義独裁体制下では到底人権改善とか民主化などは不可能だと見なしていることがある。だからこそ、拉致問題をどうやって解決すればいいか、と訊ねれば、それこそ戦争をも辞さない様な強硬論か、もしくは金正日との金銭の取引以外には実効性はないと見なす傾向がある。

その意味で、金氏の主張は実は現在蓮池透氏の言っていることと表面的には近い。仮に金氏を日本に招請することなどを運動の側が考えるのならば、この様な金氏の発言を無視したりするのではなく、堂々と議論の場に乗せて論争をするくらいの覚悟が必要ではないかと思います。いや、これは金氏だけではなく、停滞しているかに見える拉致問題を動かす為には、制裁だけではなく思い切った対話路線しかないという意見はこれからは出てくるものだし、それを親北派の議論だと否定するだけではなく、私たち運動の側がきちんと反論し、また立場は違っても真摯な意見の持ち主とは対話していく姿勢を持たなければならないと思います。

その際、私たち守る会は、拉致問題解決は当然の事ながら、何よりもかの独裁政権に抑圧されている(日本の経済制裁で苦しんでいるのではなくそのずっと前から彼らは金日成・正日の独裁体制の抑圧下で苦しみ殺されていっているのです)北朝鮮帰国者、そして北朝鮮民衆の人権改善が即時必要だという立場で、独裁政権との安易な妥協に反対する立場を貫いていかなければなりません。調査会の荒木氏が前に言っていましたが、政府が集会をやるんなら、むしろ国民の前で意見の違いがはっきりわかるような集会やってくれてもいいし、それが難しければ民間の側も考えてみてもいいくらいだと思います。

金賢姫氏は、私にとっては、何よりも大韓航空機事件という、テロのみならず、日本国に冤罪事件を仕掛けた北朝鮮独代政権の犯罪の象徴。(勿論、彼女はどうにもならない立場だった)その方を、仮に日本に招請するのならば、感情だけではなく、本当にいい意味で政治的にも人権人道上も意義ある形にしなくてはいけない。

尚、金賢姫氏の来日そのものは解決すべき様々な前提があり、そう簡単に出来ることではありません。韓国における金氏への評価と日本での評価は大分異なっており、特に彼女のテロによって命を失った方々の遺族の御気持ちには我々は考慮しなければならないと思います(三浦)






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