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NEWS :9月29日 朴炳陽氏関東学習会報告 
└ 2013-10-01 12:43

9月29日、星陵会館にてアジア映画社社長の朴炳陽氏による講演会が関東学習会として開催されました。朴氏は、自分の在日コリアンとしての体験から話をはじめ、1955年4月、宝塚韓国小学校に自分は突然父親に連れられてなかば強制的に「入学」し、生まれて初めて学校生活を始めたことを語りました。

その小学校は、一つの教室にそれこそ1年生から6年生まで雑多に授業が行われており、そこで日本語や算数の初歩を学んだことは覚えていること、そして、少なくとも、朝連(のちに民戦を経て朝鮮総連へ)系の学校のようなイデオロギー教育は少なくとも全くなかったこと、ろくに設備もなく、むちゃくちゃな無秩序な学校ではあったけれど、自分としては、とにかく自由で楽しかった思い出だけは残っていると述べました。

その後すぐに家が移転し、西宮市立津門小学校に転校したけれど、そこでは左派系で大変良心的な先生たちにずいぶんであい、影響を受けたこと、その後1960年、安保闘争と韓国の四月革命などの時代に、病気で入院したくさんの本を読みふける中、次第に左翼系雑誌などを読み、その影響もあって、日本教育演劇道場付属演劇学校に1964年に進み、左派演劇に目覚めていったことを語りました。

しかしその学校はやはり共産党系の旧左翼的な空気になじめず、劇団東演、そして俳優小劇場などを経て、1968年には天井桟敷、転形劇場など、いわゆる新左翼的な思想に根差した日本の小劇場運動の始まりに役者として参加するようになったことを語り、その上で、転形劇場の日本語にこだわる演劇に深い影響を受けたと述べました。

しかし、日本の土着的な思想、言語に触れるために鶴屋南北などの古典劇を演じ研究していく中で、自分の本当のルーツ、原点はこの言葉ではないと感じたときに出会ったのが、韓国の民俗音楽、パンソリであり、このパンソリを学ぶ過程で、高賛侑(朝鮮大学卒。文芸活動に従事しつつ、詩・小説の創作、演劇の脚本・演出多数。朝鮮関係月刊誌『ミレ(未来)』編集長を経て、現在、ノンフィクション作家。)に出会い、彼らが「本物のパンソリ、朝鮮音楽はこれだ」と言って聴かせてくれたのが北朝鮮の音楽だったこと、しかしそれが自分には全く感動を呼ばないばかりか、パンソリは圧政に苦しめられた民衆の音楽であり、今の北朝鮮ではそのような抑圧はなくなったという彼らの説明は全く納得がいかず、この時から在日左派、総連系文化人への違和感が始まったことを述べました。

その後さまざまな遍歴を経て、自分は自分は左と右の区別さえつかない偽善エセ左派から時には「極右」と言われようにもなったが、自分としては、朝鮮総連やその周囲の在日の問題点も、同時に、在日の差別に反対だという立場から、実はそれほどの芸術的完成度もない在日コリアンの映画や文学を実質以上にもちあげて評価する日本のマスコミや文化人の偽善性にも我慢がならないというのが基本的な立場だと、在日と日本人をめぐる言説の問題点を批判しました。その例として、在日文化人で、極めて底の浅い日本批判を行う一部の言説を、日本のマスコミが過大評価し、実際に生活する在日コリアンは彼らの発言に否定的なのに、在日のオピニオンリーダーのように扱うことこそ問題だと述べました。これに比して、立原正秋のように、在日であることを全く売り物にせず、美しい日本語、そして在日だからこその秘めた思いを文学に昇華していった人たちをこそきちんと評価すべきだと語りました。

そして、自分の原点は、やはり、特別なイデオロギーに縛られない、左右いずれのイデオロギーからも距離を持つ姿勢に置きたいとし、戦後、ほとんどの学校が北朝鮮系の影響下の運動で作られていた朝鮮学校の中、あえて韓国の立場で、しかも日本との共生を志向していた宝塚韓国小学校の価値を今再評価したく考えている、この学校は、日本人の地域社会に溶け込むために、地蔵盆の行事を当時日本人とともに行い、早世した子供たちの冥福を祈っていた事を、この時期では画期的な取り組みだったと述べました。しかし、神戸の民団の記録の中ですら、この学校についての資料はなぜか散逸、紛失してしまっている、また、総連系文化人が編集した在日教育資料集の中では名前さえ触れず抹殺しょうとの意図が感じられ、ほとんど数行しかこの学校が触れられていないと述べました。

最後に朴氏は、阪神教育闘争について、当時民団団長でかってはアナーキストだった朴烈が、すでに事件直後の段階で的確で原則的な批判をきちんと行っていること、それは決して単純な反共や韓国支持の立場からではなく、第二次世界大戦の惨禍の後、世界が目指すべき平和への道、国境なき世界への道を理想として高く掲げた上での、朝連、そして北朝鮮の、アメリカや韓国、日本を「悪」と決めつけて敵対することでしか価値観を示せないゆがんだ憎しみの思想を批判したものであり、民団が目指すべき理想がすでに提示されている、民団や大使館、本国政府は学び韓国系民族学校の新設事業を真剣に考えるべきだと述べて講演を終えました(三浦)






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